百田尚樹(読み)ひゃくたなおき

知恵蔵mini 「百田尚樹」の解説

百田尚樹

日本の放送作家小説家。1956年2月23日、大阪府東淀川区生まれ。同志社大学法学部に入学するが5年在籍後中退し放送作家となる。「探偵!ナイトスクープ」(ABCテレビ)、「大発見!恐怖法則」(テレビ朝日)などの人気番組に携わる。2006年、特攻隊を巡る群像小説『永遠の0』(太田出版)で作家デビュー。09年、『BOX!』(太田出版)で第30回吉川英治文学新人賞候補となり、第6回本屋大賞の5位に選出された。ボクシング題材とした同作は10年に映画化された(主演、市原隼人)。また前出『永遠の0』と、美容整形をテーマとした『モンスター』(2010年幻冬舎)も映画化され、それぞれ13年に公開される。12年10月、『永遠の0』の文庫版が100万部を突破。13年4月、出光興産の創業者をモデルにしたドキュメント小説『海賊とよばれた男』(講談社)で本屋大賞を受賞した。

(2013-4-11)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「百田尚樹」の解説

百田尚樹 ひゃくた-なおき

1956- 昭和後期-平成時代の放送作家,小説家。
昭和31年2月23日生まれ。放送作家として「探偵!ナイトスクープ」を構成するなど活躍。平成18年「永遠の0(ゼロ)」で小説家デビュー。20年「ボックス!」が吉川英治文学新人賞候補となる。25年「海賊とよばれた男」が本屋大賞。大阪府出身。同志社大中退。著作ほかに「風の中のマリア」「モンスター」「影法師」「夢を売る男」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android