百足海苔(読み)むかでのり

精選版 日本国語大辞典 「百足海苔」の意味・読み・例文・類語

むかで‐のり【百足海苔】

〘名〙 紅藻ムカデノリ科の海藻各地の干潮線下の岩上に着生する。葉状体は長さ一〇~四〇センチメートルの扁平な線状紫紅色を帯び、両縁から羽状に分枝してムカデのような形を呈する。胞子嚢は葉状体の両面の皮層中に散在糊料または食用とする。《季・春》 〔俳諧・毛吹草(1638)〕

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デジタル大辞泉 「百足海苔」の意味・読み・例文・類語

むかで‐のり【百足海苔】

ムカデノリ科の紅藻。沿岸の岩上に生え、長さ20~50センチで、平たいひも状の主軸両側から多数小枝を羽状に出す。

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