精選版 日本国語大辞典 「皆式」の意味・読み・例文・類語
かい‐しき【皆式】
〘副〙
※俳諧・誹諧発句帳(1633)夏「さめはだの身はかいしきのあせぼ哉〈忠満〉」
② 打消の語を伴って、強く否定するのに用いる。まったく。ちっとも。まるっきり。全然。悉皆(しっかい)。
※経覚私要鈔‐享徳二年(1453)三月一一日「自二当方一入衆甲斐敷手負さへ無レ之云々」
③ (否定的な意味を含む述部を省略して) まったく(だめなさま)、まるっきり(わからない)など。
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