(読み)ヒビ

デジタル大辞泉 「皹」の意味・読み・例文・類語

ひび【×皹/×皸】

皮膚が寒さや乾燥のため荒れて細かい裂け目ができること。「―が切れる」 冬》
[類語]あかぎれ霜焼けささくれさかむけかぶれ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「皹」の意味・読み・例文・類語

かか・る【皹】

〘自ラ四〙 寒さなどで、手足の皮が破れ裂ける。あかぎれになる。また、ひびがきれる。
万葉(8C後)一四・三四五九「稲つけば可加流(カカル)あが手をこよひもか殿のわくごが取りて歎かむ」

ひみ【皹】

〘名〙 「皹(ひび)」の古形
※石山寺本大般涅槃経平安初期点(850頃)一二「膚皮皴(ヒミ)(やれ)て、其の色艾白なり」

ひびり【皹】

〘名〙 =ひび(皹)
※滑稽本・七偏人(1857‐63)二「ひびりがきれて動かれまうさぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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