皺紙(読み)しわがみ

精選版 日本国語大辞典 「皺紙」の意味・読み・例文・類語

しわ‐がみ【皺紙】

〘名〙
① 加工して表面しわをうたせた紙。洋紙では、すく時にしわをよせたナプキン紙・トイレットペーパー、すき終わって製品となったものに加工したちりめん紙・クレープペーパーなどがある。和紙では、乾かす前にしわをよせる檀紙などもあるが、ほとんどのものは丸棒にまきつけ搾(しぼ)ってしわを作る。また、手で揉んで作る揉紙(もみがみ)もこの一種である。
② しわくちゃになった紙。

しぼ‐がみ【皺紙】

〘名〙 絞って、縮緬(ちりめん)のようなしわをつけた紙。
浮世草子日本永代蔵(1688)六「しぼかみのたばこ入」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「皺紙」の意味・読み・例文・類語

しぼ‐がみ【×皺紙】

縮緬ちりめんのようにしわをつけた和紙。

しわ‐がみ【×皺紙】

細かくしわを寄せた紙。縮緬ちりめん紙。クレープペーパー。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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