益体無(読み)やくたいなし

精選版 日本国語大辞典 「益体無」の意味・読み・例文・類語

やくたい‐なし【益体無】

〘名〙 (形動) 役に立たないこと。無益なこと。でたらめなこと。たわいがないこと。しまりがないこと。また、そのさまやその人。やくたい。
※虎明本狂言・乞聟(室町末‐近世初)「惣別あの男のやうな、やくたいなしは、すへとげまひとおもふたに」
都鄙問答(1739)二「いかさま世に稀なる薬袋(ヤクタイ)なしとは汝がことなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android