盗泉(読み)とうせん

精選版 日本国語大辞典 「盗泉」の意味・読み・例文・類語

とう‐せん タウ‥【盗泉】

中国山東省泗水県の東北にあった泉の名。孔子がその名を忌み、飲まなかったという故事によって知られている。→かっ(渇)しても盗泉の水を飲まず。〔文明本節用集(室町中)〕 〔水経注‐洙水〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「盗泉」の意味・読み・例文・類語

とう‐せん〔タウ‐〕【盗泉】

中国山東省泗水しすい県の東北にある泉。孔子がその名が悪いとして飲まなかったという故事で知られる。→渇しても盗泉の水を飲まず

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「盗泉」の読み・字形・画数・意味

【盗泉】とう(たう)せん

泉の名。山東の洙水に注ぐ。〔淮南子、説山訓〕曾子(れん)を立て、盜泉に飮まず。謂(いはゆる)志をなり。

字通「盗」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android