盛砂(読み)もりずな

精選版 日本国語大辞典 「盛砂」の意味・読み・例文・類語

もり‐ずな【盛砂】

〘名〙
① うず高く盛り上げた砂。
ヰタ・セクスアリス(1909)〈森鴎外〉「外の生徒二人が盛砂の中で角力を取るのを見て」
車寄せ左右に、高く盛った砂。儀式の時、または貴人を迎える時に行なう。たてずな。
※俳諧・六日飛脚(1679)「告て行御成の時の江戸さつま〈遠舟〉 もり砂并にはうきの守迄〈正察〉」

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デジタル大辞泉 「盛砂」の意味・読み・例文・類語

もり‐ずな【盛(り)砂】

うず高くもりあげた砂。
儀式のときや貴人を迎えるときなどに、車寄せの前の左右に砂を高く盛り上げたもの。立て砂。

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