盲滅法(読み)メクラメッポウ

デジタル大辞泉 「盲滅法」の意味・読み・例文・類語

めくら‐めっぽう〔‐メツポフ〕【盲滅法】

[名・形動]見当をつけないで、やみくもに事をすること。また、そのさま。「盲滅法な(の)突進」
[類語]無謀無鉄砲闇雲盲目的後先見ず向こう見ず命知らず無闇やたらみだり無性にむやみやたらめったやたらめった無下に後先なし破れかぶれやけ自暴自棄ふてくされるやけくそやけっぱち自棄捨て鉢八方破れ無軌道放埒ほうらつ放縦放逸奔放野放図勝手次第好き勝手ほしいまま切実切切痛切つくづくつらつらひしひししみじみこころからしんから心が動くこよなくぞっこんじいん度外れめっぽう途方もない途轍とてつもない桁違い過度すごくひどいはなはだこの上ないとても特別ことさらひたすら

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精選版 日本国語大辞典 「盲滅法」の意味・読み・例文・類語

めくら‐めっぽう ‥メッポフ【盲滅法】

[1] 〘名〙 (形動) 少しも見当がつかないで、でたらめに事をすること。また、そのさま。やみくも。めくらめっぽうかい
※雑俳・柳多留‐一五四(1838‐40)「盲(めくラ)めっほう甲州壁訴訟
[2] 〘副〙 見当もつけないで、むやみやたらに事をするさまを表わす語。めくらめっぽうかい。
春泥(1928)〈久保田万太郎〉冬至「さう信じてめくら滅法(メッポフ)飲みつづけて来たものの」

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