直島[町](読み)なおしま

百科事典マイペディア 「直島[町]」の意味・わかりやすい解説

直島[町]【なおしま】

香川県香川郡,岡山県玉野市対岸の直島諸島を占める町。《保元物語》にみえ,鎌倉期には近衛家領であった。江戸時代には廻船役・釣船運上・鰹運上などを納めていた。主島の直島は花コウ岩からなり,北西端の風戸(せと)に1917年設置の三菱マテリアル直島製錬所があり,銅,硫酸,スズなどを産する。畑作などの農業ハマチノリ,タイの養殖も行われる。高松市から航路。14.22km2。3325人(2010)。
→関連項目直島諸島

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世界大百科事典(旧版)内の直島[町]の言及

【直島諸島】より

…香川県北部,備讃瀬戸に浮かぶ大小27の島からなる島群。香川郡直島町を形成し,面積14km2,人口4162(1995)。直島,向島,家島,屛風島,牛ヶ首島以外は無人島である。…

※「直島[町]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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