相公(読み)ショウコウ

デジタル大辞泉 「相公」の意味・読み・例文・類語

しょう‐こう〔シヤウ‐〕【相公】

宰相敬称
参議唐名

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「相公」の意味・読み・例文・類語

しょう‐こう シャウ‥【相公】

〘名〙
① (中国古代に、相に任ぜられる者は、必ず公に封ぜられたところから) 宰相の敬称。
魚玄機(1915)〈森鴎外〉「相公(シャウコウ)も爕理の暇には、時々読書をもなさるが宜しうございませう」 〔王粲‐従軍詩〕
② 参議の唐名。
菅家文草(900頃)二・勧野営住学曹「菅尚書子寧非我、野相公孫独有君」
太平記(14C後)一二菅相公(シャウコウ)怪しと見給て〈略〉と問ひ給ふに」

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世界大百科事典(旧版)内の相公の言及

【参議】より

…令外官の一つ。三木とも書き,宰相,相公,八座(はちざ),やくらのつかさともいう。参議の呼称は〈朝政に参議する〉に由来する。…

※「相公」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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