相論/争論(読み)そうろん

百科事典マイペディア 「相論/争論」の意味・わかりやすい解説

相論/争論【そうろん】

紛争すること。特に土地領有権・利用権・山野河海入会権・水利権漁業権などをめぐり当事者が各々の権利を主張し,上級権門(朝廷本所幕府・藩など)に訴訟して争うことをいう。古代〜近世を通じ混用されるが,中世には相論用例が多い。裁決が下るまでその土地・場所論所と呼ばれた。
→関連項目茜部荘安食荘網曳御厨荒川荘相賀荘【かせ】田荘久世荘久多荘神野真国荘雀部荘多烏浦薪荘田仲荘出作・入作名手荘拝師荘(拝志荘)三村荘村切横関和佐荘

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android