真書太閤記(読み)しんしょたいこうき

精選版 日本国語大辞典 「真書太閤記」の意味・読み・例文・類語

しんしょたいこうき ‥タイカフキ【真書太閤記】

実録風読物。一二編三六〇巻。栗原柳庵編。嘉永五年(一八五二)~慶応年間(一八六五‐六八)の刊。一八世紀中葉頃から行なわれていた大坂講談太閤真顕記」をまとめたもの。俗伝的な太閤(豊臣秀吉一代記集大成ともいうべきもので、史料的価値は低いが、後の演劇小説などに題材を提供している。

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デジタル大辞泉 「真書太閤記」の意味・読み・例文・類語

しんしょたいこうき〔シンシヨタイカフキ〕【真書太閤記】

江戸後期の実録風読物。12編360巻。栗原柳庵編。講談の材となっていた太閤真顕記しんけんきその他をまとめた、豊臣秀吉の通俗的な一代記。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「真書太閤記」の解説

真書太閤記
しんしょ たいこうき

歌舞伎浄瑠璃外題
作者
河竹新七(2代) ほか
初演
明治3.1(東京守田座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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