朝日日本歴史人物事典 「真木長義」の解説
真木長義
生年:天保7.5.15(1836.6.28)
明治期の海軍軍人。佐賀藩士の子。安政2(1855)年から約3年半,幕府や諸藩の伝習生と共に長崎海軍伝習所で教練を受ける。オランダ人教師団の下で,艦船の運用術などを修得,藩主から優等賞を授けられた。維新後,兵部省,海軍省に勤務。明治14(1881)年に榎本武揚海相の求めに応じて,海軍制度改革案を提出した。18年中将に進む。22年から宮中顧問官,伏見宮別当を務めた。のち貴族院議員。<参考文献>藤井哲博『長崎海軍伝習所』
(山村義照)
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