真櫛(読み)マクシ

デジタル大辞泉 「真櫛」の意味・読み・例文・類語

ま‐くし【真×櫛】

櫛の美称
「か黒し髪を―もちここにかき垂れ取りつかね上げても巻きみ」〈・三七九一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「真櫛」の意味・読み・例文・類語

ま‐くし【真櫛】

〘名〙 (「ま」は接頭語。「まぐし」とも) 櫛の美称。
万葉(8C後)七・一二三三「乙女らが織る機(はた)の上を真櫛(まくし)もちかかげ栲島(たくしま)波の間ゆ見ゆ」

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