真青(読み)マサオ

デジタル大辞泉 「真青」の意味・読み・例文・類語

ま‐さお〔‐さを〕【真青】

[名・形動ナリ]まっさお」に同じ。
「色―になりて恐れたる気色なり」〈発心集・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「真青」の意味・読み・例文・類語

まっ‐さお ‥さを【真青】

〘名〙 (形動)
① まったく青いこと。他の色をまじえず純粋に青いこと。また、そのさま。〔日葡辞書(1603‐04)〕
恐怖病気などで顔に血の気のないこと。顔が青ざめること。また、そのさま。
浄瑠璃・傾城島原蛙合戦(1719)三「ぞっと悪寒更級が、色はとくさの真蒼青(マッサヲ)に」

ま‐さお ‥さを【真青】

〘名〙 (形動) まったく青いこと。青一色であること。また、そのさまやその色。まっさお。まあお。さお。
今昔(1120頃か)二七「真さをに光る物有り」

まっ‐さお・い ‥さをい【真青】

〘形口〙 まったく青い。
咄本・寿々葉羅井(1779)雷ぎらい「真青(マッサホ)くなり、にげたいにもにげられず」

ま‐あお ‥あを【真青】

〘名〙 (形動) きわめて青いこと。また、そのさま。まさお。まっさお。さあお。
大鏡(12C前)四「あはた殿御いろまあをにならせたまひて」

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