世界大百科事典(旧版)内の眼基線の言及
【空中写真】より
…簡易実体鏡,反射式(または鏡式)実体鏡なども普及しており(実体鏡のことをステレオスコープともいう),これらを用いれば努力なしに左右の視線が分かれるので容易に実体視ができる。 実体視の原理は,撮影機の飛行高度ぐらいの身長と,撮影基線長(連続する2枚の空中写真を写した撮影点間の距離)が眼基線(両眼の間の距離)に相当するような大きな顔をもつ巨人が,地表を見下ろしている状態を想像すれば理解できよう。私たちは,室内で,縮小した形でこの状態を再現しているわけである。…
※「眼基線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」