眼界(読み)ガンカイ

デジタル大辞泉 「眼界」の意味・読み・例文・類語

がん‐かい【眼界】

目に見える範囲視界。「眼界が開ける」
考えの及ぶ範囲。「彼は眼界が狭い」
[類語]視野視界死角眼中眼前目先

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精選版 日本国語大辞典 「眼界」の意味・読み・例文・類語

がん‐かい【眼界】

〘名〙
① 目に見えるかぎりの空間。見える範囲。視界。
※本朝無題詩(1162‐64頃)八・三月尽日遊長楽寺〈藤原敦光〉「鬢辺蓬冷暗迎老。眼界花飛便悟空」
四河入海(17C前)二二「さて江水平漫にして眼界に地なし」 〔王維‐青龍寺曇壁上人院集詩〕
② 考えの及ぶ範囲。物事を考え、判断する見識
※清原国賢書写本荘子抄(1530)三「世間の者は、学文するはよい、博奕はわるいと見れども、荘子が眼界からは、共に羊を失ふたと見ぞ」

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普及版 字通 「眼界」の読み・字形・画数・意味

【眼界】がんかい

見渡す限り。唐・唐彦謙〔清涼寺に遊ぶ〕詩 一塵到らず、心源淨く しく、眼界

字通「眼」の項目を見る

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