睇視(読み)テイシ

デジタル大辞泉 「睇視」の意味・読み・例文・類語

てい‐し【×睇視】

[名](スル)目を細めて見ること。また、横目で見ること。
「林の奥に座して四顧し、傾聴し、―し、黙想す」〈独歩武蔵野

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「睇視」の意味・読み・例文・類語

てい‐し【睇視】

〘名〙 目を細めて見ること。また、横目で見ること。わき見すること。〔漢語字類(1869)〕
最暗黒之東京(1893)〈松原岩五郎二八「左右睇視(テイシ)するに恰も好し新橋ステーション汽車の来着したる模様あり」 〔礼記内則

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「睇視」の読み・字形・画数・意味

【睇視】ていし

ながしめで見る。〔礼記、内則〕母舅姑(きうこ)のに在るときは~敢て(ゑつあい)(からえずきと、おくび)・嚏(ていがい)(くしゃみと、せき)・欠伸(けんしん)(あくび)・跛倚(ひい)(足をくずす)・睇せず。敢て唾洟(だてい)(唾と、鼻すすり)せず。

字通「睇」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android