瞬く(読み)マタタク

デジタル大辞泉 「瞬く」の意味・読み・例文・類語

ま‐たた・く【瞬く】

[動カ五(四)]《「たたく」の意。古くは「まだたく」とも》
まぶたを瞬間的に開けたり閉じたりする。まばたく。「しきりに目を―・く」
光がちらちらする。光が明滅する。「沖にいさり火が―・く」「―・く星」
灯火が消えそうに明滅するさまから》なんとか生き長らえている。
冥途よみぢのほだしに持てわづらひ聞こえてなむ―・き侍る」〈玉鬘
[類語](1まばたまじろぐしばたたくぱちつかせるぱちくりしょぼしょぼ/(2光る輝く光り輝くきらめくひらめ照る照らす照り輝く照りえる照り付けるきらつくぎらつく発光する一閃いっせんする反照する

ま‐ばた・く【瞬く】

[動カ五(四)]まばたきをする。またたく。「―・いて合図する」
[派生]まばたける
[類語]またたまじろぐしばたたくぱちつかせるぱちくりしょぼしょぼ

め‐たた・く【瞬く/目×叩く】

[動カ四]まばたきをする。またたく。
八蔵が首打ち落とせし早業は―・く間の稲妻なり」〈浄・丹波与作

しば‐た・く【瞬く】

[動カ五(四)]しばたたく」の音変化。「目を―・く」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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