知らぬ世(読み)シラヌヨ

デジタル大辞泉 「知らぬ世」の意味・読み・例文・類語

しらぬ‐よ【知らぬ世】

[連語]
過去。昔。
「―の夢の行くへも尋ねみん物いひかはせ軒の橘」〈藤川五百首〉
死んだのちの世。来世
「―の深きけぶりも晴れぬらん雲ゐる寺を出づる光に」〈夫木・三四〉
見知らぬ土地。遠い所。
「覚えぬ罪に当り侍りて、―にまどひ侍りしを」〈朝顔

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android