知能材料(読み)チノウザイリョウ

デジタル大辞泉 「知能材料」の意味・読み・例文・類語

ちのう‐ざいりょう〔‐ザイレウ〕【知能材料】

知的材料

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「知能材料」の意味・わかりやすい解説

知能材料【ちのうざいりょう】

自己診断機能,自己制御機能,自己修復機能などの自律性を持つ材料のこと。インテリジェント材料ともいう。たとえば,湿度に対する自己制御機能を持つ校倉(あぜくら)造の木材や,光が当たると着色して光を透過しにくくする性質を持ちサングラスなどに使用されるフォトクロミックガラスなどもこの一種。また,一度変形しても加熱するともとの形状を回復する形状記憶合金などもこれに含まれる。さらに,材料が劣化損傷を受けたときには,なんらかの信号を発したり,自らの特性を変化させることで対応したりして,使用時の信頼性を高める一方,不要時には簡単にリサイクルできる材料などの開発も期待されている。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android