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中国,河北省の省都。面積3315km2(うち市部322km2),市部人口197万(2000)。省の西部,太行山麓の滹沱河(こだが)扇状地上にあり,京広線(北京~広州)と石太(石家荘~太原),石徳(石家荘~徳州)両線の分岐点に当たる交通上の要地。漢代の石邑県の地とされ,井陘関に通じる要地とされるが,20世紀初頭には枕頭と俗称される小村にすぎず,獲鹿県に属していた。京広線,石太線の鉄道開通後急速に発展,1925年休門鎮と合併して石門市が置かれ,37年には人口5万を数えた。47年(解放後)石家荘市と改名,周辺農村で産出する綿花を原料とする綿紡織染色工業基地が建設され,また機械,化学,鉄鋼,製薬工場や大型火力発電所が建設された。67年河北省の省都となり,さらに人口の増大をみた。河北師範大学など高等教育機関も設けられ,また華北烈士陵園内には抗日戦争の際,一身を犠牲にして医療活動に当たったカナダ人医師ノーマン・ベチューンの墓がある。またベチューン国際平和病院が建設されている。
執筆者:河野 通博
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