石家荘(読み)セッカソウ(英語表記)Shí jiā zhuāng

デジタル大辞泉 「石家荘」の意味・読み・例文・類語

せっかそう〔セキカサウ〕【石家荘】

中国河北省省都太行山脈東麓にあり、紡績工業化学機械工業発達石門シーチアチョワン人口、行政区197万(2000)。

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精選版 日本国語大辞典 「石家荘」の意味・読み・例文・類語

せっかそう セキカサウ【石家荘】

中国、河北省南西部都市。省都。太行山脈のふもとにあり、京広鉄道石太鉄道・石徳鉄道とが交差する。紡績機械製粉などの工業がさかん。

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改訂新版 世界大百科事典 「石家荘」の意味・わかりやすい解説

石家荘 (せっかそう)
Shí jiā zhuāng

中国,河北省の省都。面積3315km2(うち市部322km2),市部人口197万(2000)。省の西部,太行山麓の滹沱河(こだが)扇状地上にあり,京広線(北京広州)と石太(石家荘~太原),石徳(石家荘~徳州)両線の分岐点に当たる交通上の要地。漢代の石邑県の地とされ,井陘関に通じる要地とされるが,20世紀初頭には枕頭と俗称される小村にすぎず,獲鹿県に属していた。京広線,石太線の鉄道開通後急速に発展,1925年休門鎮と合併して石門市が置かれ,37年には人口5万を数えた。47年(解放後)石家荘市と改名,周辺農村で産出する綿花原料とする綿紡織染色工業基地が建設され,また機械,化学,鉄鋼,製薬工場や大型火力発電所が建設された。67年河北省の省都となり,さらに人口の増大をみた。河北師範大学など高等教育機関も設けられ,また華北烈士陵園内には抗日戦争の際,一身犠牲にして医療活動に当たったカナダ人医師ノーマン・ベチューンの墓がある。またベチューン国際平和病院が建設されている。
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百科事典マイペディア 「石家荘」の意味・わかりやすい解説

石家荘【せっかそう】

中国,河北省の省都。もと小村であったが,鉄道の開通に伴い急激に発展した。現在京広(北京〜広州)・石太(石家荘〜太原)・石徳(石家荘〜徳州)の3鉄路の連絡点。大綿作地帯を背景とする中国綿紡工業の一中心地であるほか,製鉄・機械・化学などの工業が盛ん。河北師範大学があり,西郊には井【けい】(せいけい)炭鉱がある。445万人(2014)。
→関連項目河北[省]娘子関

石家荘【せきかそう】

石家荘(せっかそう)

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