石川忠雄(読み)いしかわただお

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「石川忠雄」の意味・わかりやすい解説

石川忠雄
いしかわただお

[生]1922.1.21. 東京,神田
[没]2007.9.25. 東京
政治史学者。 1946年慶應義塾大学経済学部卒業。 1948年同大学法学部助教授,1955年教授。ハーバード大学留学を経て,1971年慶應義塾大学法学部長,1977年慶應義塾塾長に就任。中国現代史を専攻し,『中国共産党史研究』 (1959) などで現代中国研究の基礎を築く。また,日本私立大学連盟会長,臨時教育審議会会長代理,大学審議会会長などを歴任し,大学教育改革や学術振興に努めた。これらの業績により 1991年文化功労者に選ばれ,2000年文化勲章受章著書に『現代中国の諸問題』 (1967) ,『私の見た日本外交』 (1976) など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石川忠雄」の解説

石川忠雄 いしかわ-ただお

1922-2007 昭和後期-平成時代の中国現代史学者。
大正11年1月21日生まれ。昭和30年慶大教授となり,52-平成5年塾長・理事長・学長をつとめた。中国近現代の政治・外交問題を研究。日本私立大学連盟会長,臨時教育審議会長代理,大学審議会長などを歴任。12年文化勲章。平成19年9月25日死去。85歳。東京出身。慶大卒。著作に「現代中国の諸問題」など。

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