石油鉱床(読み)せきゆこうしょう(英語表記)petroleum deposit

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「石油鉱床」の意味・わかりやすい解説

石油鉱床
せきゆこうしょう
petroleum deposit

地下岩石中に集積した原油の量と質が経済的に採掘する価値があると判断されたとき,その原油集積の地層部分をいう。岩石中に集積する液相の原油は多くの場合海成堆積岩の構成粒子の間隙を満たし,背斜構造あるいはドーム構造に移動集積している。原油の集積している岩石 (泥岩砂岩,炭酸塩岩など) を油層岩という。石油鉱床の規模は,地下にあるこの集積構造の大きさと油層岩の孔隙率大小によって決る。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android