砂にする(読み)スナニスル

デジタル大辞泉 「砂にする」の意味・読み・例文・類語

すなに◦する

むだにする。ふいにする。役に立たなくする。
蒟蒻こんにゃくの銭ぢゃとて、―◦して吸はせうか」〈浄・丹波与作

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「砂にする」の意味・読み・例文・類語

すな【砂】 に する

① 無駄にする。ふいにする。役にたたなくする。代金借金などをただにする。
浄瑠璃曾根崎心中(1703)「徳兵衛めに二貫目といふ銀(かね)をまんまと砂にしてのけた」
② ごまかして取る。だまし取る。
※浄瑠璃・出世握虎稚物語(1725)三「先も見へぬぬか悦び、結構ごかしで金六両、砂にせふとはあべかこう」

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