砂沢クラ(読み)すなざわ クラ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「砂沢クラ」の解説

砂沢クラ すなざわ-クラ

1897-1990 昭和時代のアイヌ文化伝承者。
明治30年10月27日生まれ。アイヌ語母語としてそだち,大正7年結婚。英雄叙事詩ユーカラを観光客などを相手に実演し,アイヌ刺繍(ししゅう)や花ござをたくみにつくった。「シ カッケマ(真の淑女)」として敬愛された。昭和58年北海道文化財保護功労者。平成2年9月29日死去。92歳。旧姓川村自伝に「ク スクップ オルシペ―私の一代の話」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android