砕波帯(読み)サイハタイ

デジタル大辞泉 「砕波帯」の意味・読み・例文・類語

さいは‐たい【砕波帯】

沖からの波が崩れ始める位置から汀線ていせんまでの海域磯波帯

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の砕波帯の言及

【磯波】より

…水底の形状等により砕波は場所をかえて数段階に分かれて起こることもある。砕波が起こり始める位置から海岸の汀線までの間を磯波帯あるいは砕波帯という。磯波帯では砕波に伴う衝撃的な波圧が作用し,しばしば海底の地形に変化を生じることがある。…

【海岸】より

…海岸は,海岸線(広義)より海側の陸地(海浜)を限定して指す場合と,海浜とその背後の海食崖,砂丘,潟,湿地など,海の作用が影響する陸地を広く指す場合とがある。汀線より海側は,陸に近づいてくる波浪が砕ける地帯(砕波帯)を境界にして,汀線から砕波帯までの外浜(または沿岸帯)と砕波帯より沖合の沖浜とに区分される。
[海岸に働く自然の作用]
 最も基本的な外力(陸地の表面から作用する営力)は波浪である。…

※「砕波帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android