硯水（読み）ケンスイ

デジタル大辞泉

けん‐すい【^×硯水】

１ 硯すずりの水。
２ ⇒間水けんずい

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

けん‐すい【硯水】

〘名〙

① すずりの水。

※粟田左府尚歯会詩（969）尚歯会後菅尚書閣歎不逢彼会、見寄詩一篇、誦味嚼霜、感歎通夜因次本韻敢以答謝〈菅原資忠〉「榻塵三払嵐幽底。硯水重添月満程」 〔李白‐自漢陽病酒帰寄王明府詩〕

② ⇒けんずい（間水）

すずり‐みず ‥みづ【硯水】

〘名〙 墨をする時、硯に入れて使う水。また、そのために水入れに貯えておく水。

※宇津保（970‐999頃）菊の宴「加持したる水をすずり水にして奉れ給ふ」

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【硯水】けんすい

硯の水。唐・李白〔漢陽より酒に病みて帰り、王明府に寄す〕詩　去左せらる、夜の　璃の硯水、長く枯槁(こかう)す

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出典　平凡社「普及版 字通」