磐城海岸県立自然公園(読み)いわきかいがんけんりつしぜんこうえん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「磐城海岸県立自然公園」の意味・わかりやすい解説

磐城海岸県立自然公園
いわきかいがんけんりつしぜんこうえん

福島県南東部,太平洋岸にある県立公園。双葉郡南部からいわき市に及ぶ海岸一帯を区域とする海浜公園。面積 15.30km2。 1948年指定。 55年追加指定。四倉北方の海岸や塩屋崎には海食崖岩礁が連なる。その間にあるいわき舞子はマツ林の続く砂浜海岸で,地形の変化に富み,海水浴場も多い。徳一大師の開基といわれる波立薬師,沼の内弁財天は景勝地。賢沼 (かしこぬま) は大ウナギの生息地として天然記念物に指定されている。東北地方ではもっとも気候の温暖な地域で,暖地性植物が多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android