磐梯熱海温泉(読み)ばんだいあたみおんせん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「磐梯熱海温泉」の意味・わかりやすい解説

磐梯熱海温泉
ばんだいあたみおんせん

福島県中部,阿武隈川の支流五百川にのぞむ温泉。五百川沿いの駅前温泉郷と上流 1kmの高玉温泉の総称で,郡山市に属する。「熱海」の名は伊東氏 (伊豆国) が功績によってこの地を所領したおり,伊豆の熱海からとったといわれる。泉質単純泉硫黄泉泉温は 50~54℃。湯量は豊富で旅館の施設も整っており,東北地方南部の有数の温泉観光地を形成する。猪苗代湖に近く,母成グリーンラインの入口にあたる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「磐梯熱海温泉」の意味・わかりやすい解説

磐梯熱海温泉
ばんだいあたみおんせん

福島県中央部、郡山市(こおりやまし)にある温泉。泉質は硫黄泉および単純温泉。第二次世界大戦後、源泉が拡大された。阿武隈(あぶくま)川の支流五百川(ごひゃくがわ)沿いに温泉街が整備された。郡山市の奥座敷と称され、磐梯吾妻(あづま)観光の基地の一つとなっている。保養所、レジャー施設も多い。JR磐越西線磐梯熱海駅下車。

原田 榮]

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