朝日日本歴史人物事典 「磯村春子」の解説
磯村春子
生年:明治10.3.16(1877)
明治大正期のジャーナリスト。福島県生まれ。小泉伊助とカツの長女。宮城女学校(宮城学院大)で学び,受洗。卒業後母校で教師。実業家磯村源透と結婚。東京で乳飲み子を抱えて『報知新聞』の記者となり「ルビつき記者」といわれる。『やまと新聞』に移り,日本近代小説の英訳を目指していたが病死。著書『今の女』は彼女が書いた記事と自伝「婦人記者の十年」をおさめたもの。<参考文献>磯村英一『実録はね駒』
(中村幸)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報