社会主義労働者党[ルーマニア](読み)しゃかいしゅぎろうどうしゃとう[ルーマニア](英語表記)Partidul Socialist al Muncii

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

社会主義労働者党[ルーマニア]
しゃかいしゅぎろうどうしゃとう[ルーマニア]
Partidul Socialist al Muncii

ルーマニア政党。旧ルーマニア共産党の流れをくむ政党で,1990年 11月に結成。党の名誉議長には旧共産党幹部のプルビレスクが就任,議長にはチャウシェスク政権崩壊時に政治執行委員兼中央委監査委員会議長で首相経験のあるイリエ・ベルデッツがついた。多元的民主主義,法治国家,市民の権利の尊重を掲げ,経済政策では計画経済の継続,国営農場の維持,社会保障の拡充,外資導入の制限をとなえる。 92年下院選挙では 13議席を獲得,無党派のニコラエ・バカロイウ内閣を支えた。 96年 11月の大統領選挙にはエイドリアン・パウネスク副党首を擁立するが第1回投票で落選。同時に実施された議会選挙でも議席を獲得できなかった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android