社会主義統一党(読み)シャカイシュギトウイツトウ(英語表記)Sozialistische Einheitspartei Deutschland

デジタル大辞泉 「社会主義統一党」の意味・読み・例文・類語

しゃかいしゅぎ‐とういつとう〔シヤクワイシユギトウイツタウ〕【社会主義統一党】

《〈ドイツSozialistische Einheitspartei Deutschlands》旧東ドイツでの支配政党ナチスドイツ崩壊後の1946年、復活した共産党社会民主党ソ連占領地域の組織が合併して結成事実上の一党独裁制を敷いた。1990年、西ドイツへの再統一前に民主社会党PSD)へと改称した。SED。→左翼党

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「社会主義統一党」の意味・わかりやすい解説

社会主義統一党
しゃかいしゅぎとういつとう

ドイツ社会主義統一党ドイツ民主共和国(旧東ドイツ)の指導的政党。1990年2月民主社会党と党名を変更(同年10月東西ドイツ統一。現在はドイツ連邦共和国の政党)。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

旺文社世界史事典 三訂版 「社会主義統一党」の解説

社会主義統一党
しゃかいしゅぎとういつとう
Sozialistische Einheitspartei Deutschland

1946年,ドイツ共産党ドイツ社会民主党が合同して成立したドイツ民主共和国(東ドイツ)の政党。略称SED
ヒトラーの政権掌握後,ドイツ共産党・ドイツ社会民主党とも解散させられたが,第二次世界大戦後,ソ連占領地区で両党が合同して結党人民民主主義と東西ドイツの統一を綱領とした。1949年ドイツ民主共和国を樹立し,国家政党の立場にあったが,89年11月のベルリンの壁開放後,党内改革派を中心に民主社会党に改称した。統一後の支持基盤も旧東ドイツ地域にある。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android