デジタル大辞泉 「祈祷」の意味・読み・例文・類語
き‐とう〔‐タウ〕【祈×祷】
[補説]書名別項。→祈祷
[類語]祈り・祈念・加持・黙祷・祈願・誓願・立願・代願・発願・願掛け・願う
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
祈祷には大きく分けて二つの意味領域がある。もしそれを広義に解釈するなら、祈願、祈念などとともに祈りという宗教行動のなかに包摂される。祈りとしての祈祷はあらゆる宗教に基本的な行為である。この場合キリスト教修道院における祈りから、路傍の石の地蔵に捧(ささ)げられる庶民の祈りまでをさすのである。それに対して狭義の祈祷の場合には、わが国では加持(かじ)祈祷といった合成語でしばしば表現されるように、おもに密教修行者や修験者(しゅげんじゃ)などが、修行によって得たと信じられる法力によって信者のさまざまな欲求を実現しようとする行為をさす。この種の加持祈祷は、人間の日々の身近なことに関連して行われるのが特徴である。健康祈願から始まって病気平癒、好ましい方角・方位や日時、さらには作物の豊作祈願、雨乞(あまご)いなどさまざまである。他方、こうした祈祷・祈願は、修験者のような職業的宗教者に依頼しなくとも、一般人の宗教行為を通して成就しようとするときもある。お百度参りとか断(た)ち物などがそれである。
[星野英紀]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新