祖師西来(読み)ソシセイライ

デジタル大辞泉 「祖師西来」の意味・読み・例文・類語

そし‐せいらい【祖師西来】

禅宗の祖師達磨西方インドから中国渡来し、二祖慧可えかに禅の真髄を伝えたこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「祖師西来」の意味・読み・例文・類語

そし【祖師】 西来(せいらい)

達磨大師が梁の大通元年(五二七)に西方のインドから中国に渡来したこと。これによって一時期が画されたことから、こういう。「祖師西来意」の形で、渡来の意味を問う公案として用いることが多い。
塩山仮名法語(1387頃)初端「僧問趙州如何是祖師西来意、答曰庭前柏樹子、是底の公案に少しも疑ひあらば」 〔五燈会元〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android