精選版 日本国語大辞典 「神宝」の意味・読み・例文・類語
しん‐ぽう【神宝】
かむ‐たから【神宝】
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神道(しんとう)に関する工芸品。「じんぽう」「じんぼう」「かんだから」ともいう。古代の神宝は『古語拾遺(しゅうい)』に、天富命(あめのとみのみこと)が種々の神宝(かんだから)として鏡、玉、矛(ほこ)、盾(たて)、木綿(ゆう)、麻(あさ)などをつくらしめたとあるように、祭祀(さいし)具とみられる。社殿が建てられると、そこに祀(まつ)られる神の日常使用する調度品や什器(じゅうき)類、また神殿を荘厳にするための用具などが納められ、これらをすべて神宝とよんだ。社殿内の祭祀は神坐(いま)すがごとく行われるので、祭神のための神服や日用の諸道具、調度品の数々を要することになる。神宝は社殿の造替(ぞうたい)や遷宮の際にかならず新調された。天皇は即位に際し天下の大社に一代一度の大神宝使を遣わし、ときには主要な神社へ神宝使を遣わして神宝を新調し寄進した。20年ごとに行われる神宮の式年遷宮は、社殿の造替とともに21種(現行は19種)の神宝の調進が重要な行事である。このような神宝の新調は、祭神の霊力更新の意味をもつという。『延喜式(えんぎしき)』祝詞(のりと)に、神宝(神財(かんだから))として鏡、横刀(たち)、弓、桙(ほこ)、鈴、衣笠(きぬがさ)、馬(春日(かすが)祭、久度(くど)・古開(ふるあき))が奉られたとあるが、現存の神宝は、手箱や神服(じんぷく)、武器・武具類が多い。春日大社や厳島(いつくしま)神社、熊野速玉(くまのはやたま)大社、鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)の古神宝は有名で、なかには国宝や重要文化財に指定されている遺品もあり、神宝はわが国の工芸美術史上重要な位置を占めている。
[三橋 健]
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