神岡(読み)かみおか

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「神岡」の意味・わかりやすい解説

神岡
かみおか

岐阜県北部,飛騨市西部の旧町域。神通川の上流高原川の流域に位置する。1950年船津町,阿曽布村,袖川村が合体して発足。2004年古川町,河合村,宮川村と合体して飛騨市となった。江戸時代は幕府直轄地で,中心集落の船津は飛騨街道宿場町として繁栄。茂住宗貞 (1559~1642) の茂住・和佐保銀銅山開発によって鉱山の町として発展 (→神岡鉱山) 。亜鉛,鉛を主とし,銀,ビスマスカドミウムなどを精錬したが,鉱脈枯渇を理由に 2001年採掘が終わった。鉱山の地下には東京大学宇宙線研究所のニュートリノ観測装置であるスーパーカミオカンデが置かれている。小萱薬師堂は国指定重要文化財,横山楡原衝上断層は国の天然記念物。一部の地域は中部山岳国立公園奥飛騨数河流葉県立自然公園に属する。

神岡
かみおか

秋田県中南部,大仙市中央部の旧町域。雄物川沿いにある。 1955年神宮寺町と北楢岡村が合体して神岡町が発足。 2005年大曲市,西仙北町,中仙町,協和町,南外村,仙北町,太田町と合体して大仙市となった。雄物川と玉川の合流点近くにあり,江戸時代は河港羽州街道宿駅として繁栄。農業が主産業で,そのほか醸造業,製材業も行なわれる。北楢岡に日本橋から 133番目の羽州街道一里塚跡がある。

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改訂新版 世界大百科事典 「神岡」の意味・わかりやすい解説

神岡(秋田) (かみおか)

神岡(岐阜) (かみおか)

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