神崎武雄(読み)カンザキタケオ

デジタル大辞泉 「神崎武雄」の意味・読み・例文・類語

かんざき‐たけお〔‐たけを〕【神崎武雄】

[1906~1944]小説家福岡の生まれ。新聞社勤務した後、同時代を描いた大衆小説執筆。「寛容」およびその他作品直木賞受賞。昭和19年(1944)、従軍中に戦死した。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「神崎武雄」の解説

神崎武雄 かんざき-たけお

1906-1944 昭和時代前期の小説家。
明治39年6月18日生まれ。早大を中退し,都新聞(現東京新聞)に勤務。昭和15年新鷹(しんよう)会にくわわり,「大衆文芸」に作品を発表。17年海軍報道班員として南方戦線に従軍。18年異民族間の融和をえがいた「寛容」で直木賞をうける。昭和19年9月17日南方洋上で戦死した。39歳。福岡県出身。

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