日本大百科全書(ニッポニカ) 「神林」の意味・わかりやすい解説
神林
かみはやし
新潟県北部、岩船郡(いわふねぐん)にあった旧村名(神林村(むら))。2008年(平成20)村上(むらかみ)市に合併し、村上市の南部を占める一地域となる。JR羽越本線(うえつほんせん)と国道7号、290号、345号が通じる。旧村域は荒川の右岸にある穀倉地帯で、県北の銘柄米として知られる荒川米の主産地。要害(ようがい)山には中世、色部(いろべ)氏の居城であった平林城跡(ひらばやし)(国指定史跡)があり、平林はその城下町で古い六斎(ろくさい)市場町でもあった。荒川河口の砂丘上にある塩谷(しおや)浜は、村上藩の外港で、近くには御幕場(おんまくば)(奥女中の行楽地)もある。
[山崎久雄]
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