祠堂金(読み)しどうきん

精選版 日本国語大辞典 「祠堂金」の意味・読み・例文・類語

しどう‐きん シダウ‥【祠堂金】

〘名〙 先祖供養のために寺に施入する金銭。また、祠堂の建築、修理などのために寄進する金銭。祠堂の金。祠堂銭祠堂銀
※浄瑠璃・義経千本桜(1747)三「コレ前髪殿。此皮籠の中に頼れて高野へ上る祠堂(シダウ)金、廿両入置いた。コリャくすねたな」
[補注]鎌倉時代以降、寺院は祠堂金の大部分を貸付金として利殖を図ったが、その貸借徳政の適用をうけなかったし、江戸幕府もこれを厚く保護した。

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デジタル大辞泉 「祠堂金」の意味・読み・例文・類語

しどう‐きん〔シダウ‐〕【×祠堂金】

先祖の霊の供養や祠堂の建設などのため寺に寄進する金銭。祠堂銀。祠堂銭。

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