出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
福岡県北部の市。2005年1月津屋崎(つやざき)町と福間(ふくま)町が合体して成立した。人口5万5431(2010)。
福津市北西部の旧町で,玄界灘に臨む。旧宗像(むなかた)郡所属。人口1万4298(2000)。渡半島が玄界灘に突出し,その陸繫砂州の内側は勝浦潟を残して大部分が干拓され水田地帯となっている。半島南側基部にある中心集落の津屋崎は,中世には大陸交通の基地,江戸時代は藩米積出港,関門と博多間の中継港として栄えたが,明治以後鉄道からはずれてさびれた。農漁業が主産業で,米作のほか野菜,果樹の栽培が盛ん。海岸は玄海国定公園に含まれる景勝地で,開運の神として商人の信仰を集める宮地嶽神社などがあり,四季を通じて観光客,参拝客でにぎわう。西鉄宮地岳線が通じていた(2007年津屋崎~新宮間廃止)。
福津市の南東部の旧町。旧宗像郡所属。人口4万1480(2000)。玄界灘に面し,福岡市と北九州市のほぼ中間に位置する。東部には三郡山地北西斜面にあたる丘陵地が広がり,町域中央を西流する西郷川の流域低地が,海岸沿いの砂丘地帯に続く。西郷川河口にある中心市街は北接する旧津屋崎町の宮地嶽神社の第2の門前町として発展した。東部の畦町(あぜまち)はかつては唐津街道の宿場町としてにぎわった。農業は米,ミカンを中心に最近は野菜栽培なども盛んで,都市近郊型農業に移りつつある。JR鹿児島本線,国道3号線が通り,福岡市への通勤に便利なことから,東福間,若木台などの大規模住宅団地が造成され,人口が増加している。花見松原をはじめ白砂青松の続く海岸線は玄海国定公園に含まれる。
執筆者:松橋 公治
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