私室(読み)ししつ

精選版 日本国語大辞典 「私室」の意味・読み・例文・類語

し‐しつ【私室】

〘名〙
① ある特定個人が使用する部屋。個人の部屋。自分の部屋。
※病院の窓(1908)〈石川啄木〉「屹度(きっと)医者が来て、私室へ伴れて行って酒を出す」 〔礼記内則
② 個人の私的な生活のための家。わが家。
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一「夫爾克雷(フールクロイ)と云へる、有名の製煉家(ケミスト)に知られ、私室(〈注〉ワガイヘ)の書辦となりしが」 〔曹植‐求通親親表〕
③ 妻。妻女。
※志不可起(1727)「当用書冊に〈略〉此方(こなた)よりはたとひ公卿にても私室又は家内などと云とあり」

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デジタル大辞泉 「私室」の意味・読み・例文・類語

し‐しつ【私室】

公共建物で、特定の個人が使用する部屋。
[類語]個室自室

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普及版 字通 「私室」の読み・字形・画数・意味

【私室】ししつ

自室。

字通「私」の項目を見る

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