精選版 日本国語大辞典 「秉燭」の意味・読み・例文・類語
ひん‐そく【秉燭】
※承久軍物語(1240頃か)一「はいがはひんそくにおよんですることなり」
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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
… 行灯の内部には油皿をおき,これにナタネ油などの植物性油をつぎ,灯心を入れて点火したが,この油皿の中の灯心をおさえ,また灯心をかき立てるために,搔立(かきたて)というものが用いられ,これには金属製や陶製の種々な形態のものがあった。また灯心を皿の中央に立てるようにくふうした秉燭(ひようそく)とよぶものが作られたが,これはふつうの油皿よりも火のもちがよく,しかも油が皿裏にまわることもないので,多く掛行灯などに使用された。油皿は古くは路次行灯のように底板におかれたが,小堀遠州が丸行灯を作って以来,火袋の中央に蜘手(くもで)を設けて,ここに油皿をおいたという。…
※「秉燭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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