秋の空(読み)アキノソラ

デジタル大辞泉 「秋の空」の意味・読み・例文・類語

あき‐の‐そら【秋の空】

秋のころの高く澄み渡った空。あきぞら。 秋》「にょっぽりと―なる不尽ふじの山/鬼貫
《秋の天気が変わりやすいところから》人の心や愛情などが変わりやすいことにたとえる。「男心女心)と秋の空
[類語]青天碧落青雲朝空夕空夜空初空秋空冬空寒空寒天星空

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「秋の空」の意味・読み・例文・類語

あき【秋】 の 空(そら)

① 秋、晴れわたって高く見える空。秋晴れの空。《季・秋》
※後撰(951‐953頃)秋下・四二三「おほかたの秋のそらだにわびしきに物思ひそふる君にもある哉〈右近〉」
② (秋は天候が変わりやすいところから) 気持の変わりやすいことをたとえていう。特に男女の間についていう。
※雑俳・礒の波(1747)「下手の碁は七度替る秋の空」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android