科学論(読み)かがくろん(英語表記)philosophy of science

精選版 日本国語大辞典 「科学論」の意味・読み・例文・類語

かがく‐ろん クヮガク‥【科学論】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「科学論」の意味・わかりやすい解説

科学論
かがくろん
philosophy of science

科学一般に通じる概念である仮説帰納などの内容を論理的に分析し,また科学的認識基礎である時間,空間因果律進化などの概念と人間知覚とのかかわりを明確にし,また科学と社会との関係の分析や,科学のあるべき姿などを論じる学問分野。科学が個別的対象についての認識の発展を企てるのに対し,科学論は科学の原理前提に立脚し,科学を人間活動とみて,その社会的,歴史的基盤を問題にする。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android