移民労働者とその家族の権利の保護に関する条約（読み）いみんろうどうしゃとそのかぞくのけんりのほごにかんするじょうやく（英語表記）The International Convention on the Protection of the Rights of All Migrant Workers and Members of Their Families

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移民労働者とその家族の権利の保護に関する条約
いみんろうどうしゃとそのかぞくのけんりのほごにかんするじょうやく
The International Convention on the Protection of the Rights of All Migrant Workers and Members of Their Families

経済的な動機で国外で働く労働者は世界的に年々ふえている。移民労働者は本国外での被傭労働者という困難な地位にあり，不法労働者の場合，特に雇用や就労条件による搾取や人権侵害をこうむりやすい。その人権保護のため，国連総会は 1980年に作業部会を設置し，条約案の作成を進めてきた。 93条の条約案は，自国民よりも移民労働者を優遇している点に特徴があり，移民法規違反で拘留された場合の拘留費用の免除，犯罪を犯した場合の裁判での人道的配慮，家族の入国・在留の承認などを規定している。 90年 12月 18日，第 45回総会で採択された。

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