精選版 日本国語大辞典 「稭」の意味・読み・例文・類語 すべ【稭】 〘名〙① わらの心(しん)。わらの穂の心。わらしべ。〔名語記(1275)〕※夜行巡査(1895)〈泉鏡花〉四「すべ一本でも見免さない」② わらぐつ。すっぺ。ずんべ。《季・冬》 しべ【稭】 〘名〙① 藁(わら)の穂のしん。わらしべ。すべ。※徒然草(1331頃)五三「藁のしべをまはりにさし入れて、かねを隔てて、頸もちぎるばかり引きたるに」② 打藁のくず。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報