稽古所(読み)けいこじょ

精選版 日本国語大辞典 「稽古所」の意味・読み・例文・類語

けいこ‐じょ【稽古所】

〘名〙 物事を学習する所。学問武芸の場合もいうが、特に江戸以降、長唄浄瑠璃俗曲舞踊などの遊芸を教える家をさす場合が多い。
政談(1727頃)四「儒者共の宅に上より稽古所を御立下され」
洒落本・京伝予誌(1790)豊後「さる新道(しんみち)に〈略〉浄るりの稽古所(ケイコジョ)あり」

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デジタル大辞泉 「稽古所」の意味・読み・例文・類語

けいこ‐じょ【稽古所】

物事を学習する所。特に、遊芸・音曲を教える所。稽古屋

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世界大百科事典(旧版)内の稽古所の言及

【和学講談所】より

…62年忠宝が暗殺され,子の忠韶(ただつぐ)は勘定格二十人扶持で和学所付となった。同年稽古所を設け国史律令の講習,輪読,会読が行われ,武家故実の講習,和歌文章の会も催された。68年(明治1)6月に廃止されたが,〈史料〉は1861年時に宇多~後一条天皇の138年間分430冊が完成しており,稿本類は明治政府の修史局に引き継がれた。…

※「稽古所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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