究竟一(読み)クッキョウイチ

デジタル大辞泉 「究竟一」の意味・読み・例文・類語

くっきょう‐いち〔クツキヤウ‐〕【×竟一】

最もすぐれていること。
「大のみ小のみ手斧鋸のこぎり遣りかんな、―の手裏剣と」〈浄・出世景清
この上なく好都合なこと。
必定ひつぢゃう久吉この内に忍び居るこそ―」〈浄・太功記

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精選版 日本国語大辞典 「究竟一」の意味・読み・例文・類語

くっきょう‐いち クッキャウ‥【究竟一】

〘名〙
① もっともすぐれたもの。随一
浄瑠璃・出世景清(1685)一「くっきゃう一の手裏劔と」
② もっとも好都合なこと。絶好機会
※浄瑠璃・嫗山姥(1712頃)二「親御様の死なんしたをくっきゃう一のかこ付に」

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